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【シネマ時間 vol.13】珠玉のキャスト&スタッフがそろい踏み!「2018年アカデミー賞を沸かせた」映画3選!

2018/05/01
アミューあつぎ
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アミューあつぎ映画.comシネマのプログラム・ディレクターが、様々なシーンにおススメの映画をピックアップ。ゆっくり、のんびり、映画についてお話ししませんか?

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こんにちは!アミューあつぎ映画.comシネマの神山です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

2018年(第90回)米国アカデミー賞ノミネート&受賞作品、日本でも既に多くが公開されています。皆さんはもうご覧になりましたか?
ノミネート作品はどれも素晴らしいので全てご紹介したいのですが、今回は選りすぐりの3作品をご紹介したいと思います。

未見の方は、ぜひスクリーンで全部観てください!絶対オススメです!!

『スリー・ビルボード』


©2017 Twentieth Century Fox

アメリカはミズーリ州の田舎町エビング。さびれた道路に立ち並ぶ、忘れ去られた3枚の広告看板に、ある日突然メッセージが現れる。「レイプされて死亡」「なぜ? ウィロビー署長」「犯人逮捕はまだ?」──それは、7カ月前に娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、一向に進展しない捜査に腹を立てて出した広告だった。町の人々の多くは、人情味あふれるウィロビー署長を敬愛していた。広告に憤慨した彼らはミルドレッドを敵視し、彼女は孤立無援になっていく。そんななか、この広告騒ぎに関わった人々の人生を変える事件が次々と勃発し、エビングの町は予想もしなかった嵐に呑み込まれていく──。

主演女優賞受賞!ミルドレッド・ヘイズ役:フランシス・マクドーマンド
助演男優賞受賞!ディクソン巡査役:サム・ロックウェル

<作品・助演男優(ウディ・ハレルソン)・脚本・編集・作曲 計7部門ノミネート>

フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルがオスカーを獲得したことは、本作を観た方ならきっと誰しもが納得するでしょうし、“この二人が受賞した”ということに特別な感情を持たずにはいられなくなるはず。それくらい強烈に胸に残る演技でした。
そして二人の受賞もさることながら、本作はキャスト全員がとにかく素晴らしい!全キャストの熱のこもった演技に魅了され、最初から最後まで心が震えっぱなしでした。あらゆる人に感情移入してしまう。「絶対に好きになれない奴だ」と思っても、ふとした瞬間にその人を理解できる機会が訪れてしまう。次から次へとそんなことが起こるのですが、それは一人一人の境遇や場面場面での感情がしっかり見えてくるからこそ、だと思います。誰一人として「脇役」を感じさせない、深くつくり込んだ俳優陣の演技が、驚くほど多面的に物語を捉えさせてくれるのです。だからこそ私は全キャストに賞賛をおくりたい!
さらに、こんなに凄い演技を引き出し、「この先どうなってしまうの!?」と先がまったく読めない展開を生み出した見事すぎる脚本!半端ない緊張感が張り詰める中に散りばめられるブラックユーモアも、たまりません。
個人的には、2018年のベスト作品に早くも出会ってしまったかも知れない…というくらい思い入れの深い作品になりました。

予告動画

アミューあつぎ映画.comシネマにて5/5(土)〜5/25(金)上映!

「スリー・ビルボード」|映画.comシネマ

『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』


©2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.

貧しい家庭で、幼いころから暴力と罵倒の中で育てられたトーニャ・ハーディング。天性の才能と努力でアメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、92年アルベールビル、94年リレハンメルと二度のオリンピック代表選手となった。
しかし、彼女の夫だったジェフ・ギルーリーの友人がトーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃したことで、スケート人生は一変。事件の首謀者として疑惑の目を向けられた彼女は、若干23歳で世界のヒール役に転じることに。
氷上のプリンセスから犯罪者へ、人生の頂点からどん底へと突き落とされたトーニャ・ハーディングの、想像を絶する半生が明らかになる!

助演女優賞受賞!ラヴォナ・ハーディング役:アリソン・ジャネイ
<主演女優・編集 計3部門ノミネート>

アリソン・ジャネイが演じた恐ろしすぎる“毒母”は、「この人、素で演じているのでは…」と演技であることを疑ってしまうくらいの怪演で、愛を知らずに育ってしまったトーニャの半生にこの上ない説得力を持たせました。マジで恐い!恐いけど絶妙なコミカル具合で嫌いになれない…!アリソンだから表現できたベテラン技だと思います。
そしてクレイグ・ギレスビー監督の演出力たるや!暴力と罵声が繰り返され、一見シリアスにも捉えられる題材を、動き続けるカメラワークとテンポの良さで演出し、観ている側のテンションをどんどん上げてくれます。
さらにフィギュアスケートのシーンは圧巻!近い!近すぎて迫力が半端ない!なんでもカメラマンは、スケートリンクで演技をするマーゴット・ロビーと一緒にスケートをしながら撮影をしたそうなのです。スケーターの演技を目の前で観ているような、体験したことのない臨場感と躍動感がスクリーンに繰り広げられ、さらにテンションが上がってしまいます!
同時に、描かれている白人貧困層の世界や生き方からは、現在のアメリカに繋がるただならぬメッセージが発せられているようにも思えて、考えさせられるポイントも満載でした。

予告動画

TOHOシネマズ海老名にて5/4(金・祝)より上映!

映画『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』公式サイト

『シェイプ・オブ・ウォーター』


©2017 Twentieth Century Fox

1962年、アメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。アマゾンの奥地で神のように崇められていたという“彼”の、奇妙だがどこか魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。
子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。音楽とダンスに手話、そして熱い眼差しで二人の心が通い始めた時、イライザは“彼”が間もなく国家の威信をかけた実験の犠牲になると知る──。

作品賞受賞!監督賞受賞!ギレルモ・デル・トロ監督
美術賞・作曲賞受賞!

<主演女優(サリー・ホーキンス)・助演男優(リチャード・ジェンキンス)・助演女優(オクタヴィア・スペンサー)・脚本・撮影・編集・衣裳・録音・音響編集 計13部門、最多ノミネート>

第90回アカデミー賞において、最多ノミネート・最多受賞を果たした本作。ギレルモ・デル・トロ監督が6歳から制作を思い描き続けてきたという、まさに人生をかけて創り上げた作品です。自ら出資し、外部からの意見や注文を受けずに徹底的に自分のこだわりを貫いたそうですが、結果として世界中から賞賛を得るものになったということが、まず何よりファンとして嬉しい限りです!
それこそ監督のこだわりぶりは、思わず「そこまでやる!?」と言ってしまいそうになるほど…主人公イライザの部屋の壁に葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』が描かれているとか(上から重ね塗りしているのでほぼ見えません!)、クリーチャー:半魚人のデザインに3年かけた挙句に色味を変えるとか、水中感を出すために人物や家具をワイヤーで吊って撮影するとか、カメラが波のように常にずーっと動き続けているとか…恐らく、数回観ても全てを把握しきれないと思います笑。でも、「だからこそ」なんですね。このこだわりがあったからこそ、美しいセットに酔いしれ、クリーチャーに恋をする主人公の気持ちに共感し、気持ちよい没入感に浸ることができるのだと思います。
正直、本作の魅力はここでは語り尽くせません。続きはぜひ、映画館でお話しさせてください!笑

予告動画

アミューあつぎ映画.comシネマにて5/26(土)~6/8(金)上映!

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』公式サイト

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いかがでしたか?

アカデミー賞では、授賞式でのスピーチもとても注目されますよね。
今年はフランシス・マクドーマンドが語った『INCLUSION RIDER』という言葉に注目が集まりました。これは英語圏の人々にも耳慣れない言葉だったようですが、「映画への出演契約をするときに、少なくとも50%の多様性をキャストだけでなくクルーにも求めることができる仕組み」なのだそうです。

「女性活躍」「有色人種の積極的採用」そういうピンポイントのテーマではなく、現実世界での多様性をハリウッドでも反映させようという姿勢。ハリウッドスターが取り組むことで現状が大きく変わり、今後のノミネート作品ももっと多様な顔ぶれになるかも知れません。
そんなところも、来年以降の注目ポイントとしてチェックしてみてください!

それでは今回も、最後は大尊敬するお二人の映画偉人の言葉で…
映画って、本当に良いものですよね。
さよなら、さよなら、さよなら!

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noma ライター

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アミューあつぎ映画.comシネマ副支配人、プログラム・ディレクター。映画も、三度の飯もデザートもお酒も大好きです。厚木を拠点にした「地域共生型映画館」という新しいスタイルの映画館づくりに奔走中。

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