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【シネマ時間 vol.03】viva!女性映画

2017/06/28
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アミューあつぎ映画.comシネマのプログラム・ディレクターが、様々なシーンにおススメの映画をピックアップ。ゆっくり、のんびり、映画についてお話ししませんか?

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こんにちは!アミューあつぎ映画.comシネマの神山です。
連載コラム第3弾、今回も張り切ってまいりたいと思います!

今回はviva!女性映画と題して、女性が活躍する映画3作品をご紹介します。

実はどちらかというと男性主人公、男性目線の映画が好きな私。監督でいうとクエンティン・タランティーノとかウディ・アレンとかジム・ジャームッシュとか…挙げるときりがありません汗。
でもこの時期は女性がキラキラ輝く映画がたくさん登場しているんです。皆さんにも是非ご覧いただきたい作品ばかりなので、一緒にお楽しみいただけると嬉しいです!

『未来よ こんにちは』

©2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinéma
弱冠35歳の女性監督ミア・ハンセン=ラブが創り上げた、鮮やかな大人の女性の物語。第66回ベルリン映画祭にて銀熊(監督)賞に輝きました。

パリの高校で哲学を教えるナタリーは充実した日々を過ごしていたが、バカンスシーズンを前にして突然、夫から「好きな人ができた」と打ち明けられる。夫との離婚後、母親は他界、仕事も時代の波に乗り切れず、気づけば“おひとり様”になっていた。孤独感や時の流れに残酷さを感じながらも、そう悪いことばかりではないと人生を受け入れていくが…。

何と言ってもイザベル・ユペール演じる主人公ナタリーが素敵すぎます。とっても美しくて聡明で快活、仕事も家庭も自分なりに築き上げてきた、今を生きるカッコイイ女性ではあるのですが、ただ強さだけを映すわけではないのが本作の素敵なところ。とにかく動いてもがいて、自分を、変化する周囲の人々や環境を受け入れようとしたり、かつてのハンサムな教え子の登場に胸をときめかせたり…そのチャーミングな真面目さは女性でも心奪われます。「こんな風に年を重ねられたら」と思うこと間違いなしです!

そしてこの爽やかな映画を彩る背景にもご注目ください。どのシーンを切っても美しい色彩は、「エリック・ロメールの後継者」と称されたミア・ハンセン=ラブ監督ならではのこだわりとも言えると思います。「晴れている日は外に飛び出そう!」と思えてくる…そんな前向きさも与えてくれる作品です。

予告動画


◾️アミューあつぎ映画.comシネマにて6/24_(土)~7/7(金)上映
「未来よ こんにちは」|映画.comシネマ

『彼らが本気で編むときは、』

©2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督5年振りの最新作は、今回も完全オリジナル。まず現在の日本映画界の中で、原作なしで映画が撮れるというのは本当に凄いことなんです。でもだからこそ生まれたこの傑作は絶対に見逃さないでいただきたい!!

トランスジェンダーの女性リンコと、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ。そんなカップルの前に現れた愛を知らない孤独な少女トモ。3人がそれぞれの幸せを見つけるまでの、心温まる60日間の物語。

本作に描かれているのは“さまざまな愛情”。母の愛、娘の愛、恋人の愛、家族の愛、友達の愛…ちょっと足りなかったりちょっと行き過ぎていたり、それぞれ完璧ではないけれど、愛情の形は十人十色。でもそもそも“愛の形”なんて見えないわけで、“普通の愛”なんて何だか分からないわけで、ただはっきりと断言できるのは、それで良いんだということと、家族の愛ってどんな形であれ偉大なんだということです。

登場する女性達のそれぞれの個性にもぜひご注目ください。トランスジェンダーの自分を受け入れるリンコ(生田斗真)をはじめ、シングルマザーで仕事に没頭し育児放棄してしまうヒロミ(ミムラ)、そんなヒロミに何度か育児放棄されながらも逞しくいようとする小学生のトモ(柿原りんか)、トランスジェンダーの息子を受け入れて愛情深く育てた母親フミコ(田中美佐子)、トモの同級生の母親で人と違うことに偏見を持ってしまうナオミ(小池栄子)、リンコの同僚でサバサバとした性格の佑香(門脇麦)、夫の浮気で苦労したヒロミとマキオの母親サユリ(りりィ)。
みんな今の時代をしっかり生きようとしている繊細で逞しい女性であり、きっとどこかで自分に重なる部分があって、背中を押してくれるのではないかと思います。

予告動画


◾️アミューあつぎ映画.comシネマにて6/24_(土)~7/7(金)上映
「彼らが本気で編むときは」|映画.comシネマ

『ボンジュール、アン』

© American Zoetrope, 2016
80歳にして長編映画監督デビュー!フランシス・フォード・コッポラの妻、エレノア・コッポラが放つ大人の女性の人生賛歌♪

巨匠監督FFコッポラ、若手女性監督の代表でもあるソフィア・コッポラを妻として母として支えてきたエレノア。実体験をもとに脚本を執筆し監督を探していたところ、夫の助言で自らメガホンをとることに…。ただ、「80歳のおばあちゃんが撮ってみました」という映画ではもちろん無いのでご安心を。エレノア・コッポラはドキュメンタリー監督として数々の賞を受賞し、2冊のノンフィクション本も執筆している才女であり、満を持しての長編映画監督デビューとなったのです。

子育てを終えて人生のひと区切りを迎えたアンは、夫の仕事仲間ジャックと共に車でカンヌからパリへ向かうことになる。たった7時間で到着するはずが、魅力的なレストランやコート・ダジュール地方の名所や遺跡へと案内され、寄り道だらけの小旅行に変わっていく。いままで自分のことは後まわしにして生きてきたアンは、ジャックのエスコートにより生きることの喜びを取り戻していくーーー。

ここに来て奥さんが監督デビューか…コッポラファミリーって富にも才にも恵まれていて羨ましすぎるな…と、映画人としては思うわけですが、妬みとかそういう感情は全く感じません笑。本当に素敵な夢を見せてくれる、とっても贅沢な“女性のロマン映画”に仕上がっているのですから!お腹も心もいっぱいにしてくれて、気持ちを前向きにしてくれる素敵なロードムービーです。

ひとつだけ、監督が来日した時に明かしたエピソードをご紹介します。
本作は資金集めに6年間を費やしたそうです。映画界では、女性監督がつくる女性の物語にはなかなかお金が出ないという現実がまだまだあるのだそう。その中で本作が完成したことはとっても意味があり、興行が成功することが今後の女性映画への大きな後押しにもなると話していました。

男女の差なんて関係ないと感じますが、見えない壁はどこにでも存在するもの。そんな背景をエッセンスに映画を観ると、感じ方も変わってくるかも知れません。

予告動画


◾️7/7(金)全国ロードショー
ボンジュール、アン公式WEBサイト

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「レディースデイ」という日があるほど、昔から映画館と女性のお客様の親和性ってとっても高いんです(当館では設定されていないのですが…)。でもエレノア・コッポラ監督のお話にもあるように、映画界としては女性監督の活躍や女性映画がまだまだ肩身の狭い思いをしているのも事実。
今回ご紹介した3作品は、そんな中でも逞しく自分の作品を作り上げて世界中から称賛されている女性監督と、その現場で素晴らしい仕事を成し遂げた俳優たちの、現代を映した映画だと、私自身は捉えています。

もちろん、難しいことは考えずに、物語の世界にたっぷり浸かって気持ちよ~く過ごせる至福のひと時を約束してくれる3作品だとも思うので、ぜひ映画館のスクリーンで楽しんでいただけると嬉しいです。

それでは今回も、最後は“大尊敬”するお二人の映画偉人の言葉で…
映画って、本当に良いものですね。
さよなら、さよなら、さよなら!

 

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アミューあつぎ映画.comシネマ副支配人、プログラム・ディレクター。映画も、三度の飯もデザートもお酒も大好きです。厚木を拠点にした「地域共生型映画館」という新しいスタイルの映画館づくりに奔走中。

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