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【シネマ時間 vol.04】ハンディキャップ何のその!
“家族”を描いたドキュメンタリー映画

2017/07/26
アミューあつぎ
人気スポット・開発
趣味・ホビー

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アミューあつぎ映画.comシネマのプログラム・ディレクターが、様々なシーンにおススメの映画をピックアップ。ゆっくり、のんびり、映画についてお話ししませんか?

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こんにちは!アミューあつぎ映画.comシネマの神山です。

皆さんは、ドキュメンタリー映画、お好きですか?

ドキュメンタリー映画って、あまり広範囲で公開されていない作品も多いのですが、見応えのある素晴らしい作品がたくさんあるんです。
自分の知らない世界を教えてくれたり、深く考えさせられたり、励みになったり…ご紹介したい作品は溢れていますが、今回はぐぐぐっと厳選して「ハンディキャップを持った家族」をテーマに、3作品をピックアップしました。

ちょっと特殊かも知れませんが、素敵な家族の姿を一緒に見つめてみませんか?

『ぼくと魔法の言葉たち』


©2016 A&E Television Networks, LLC. All Rights Reserved.

自閉症により2歳の時に言葉を失ってしまったオーウェン。言葉によるコミュニケーションが取れない時間が4年も続いていたある時、オーウェンが発したモゴモゴとした言葉が『リトル・マーメイド』に登場するセリフであることに両親が気づきます。

そこで父親が『アラジン』の悪役ジャファーの相棒・イアーゴ(オーウェンはイアーゴが大好き)になりきって話しかけると、オーウェンから返事が…!そこからオーウェンは周囲の人との会話を取り戻し、ディズニーアニメーションを通じて生き方を学んでいきますーーー。

オーウェンの子供の頃の回想だけでなく、「大人」になった現在の姿もたくさん映し出してくれる本作ディズニーアニメが教えてくれる社会や人生の進み方だけではなく、そこには限界があり、自分自身で考えなければならない時がくること、自立のための努力やまわりのフォローも見せてくれることで、ハンディキャップの有無に関わらず、私たち自身も学び取れることが沢山あるなと気づきました。

オーウェンが大好きなディズニーキャラクターは脇役ばかり。その理由とともに彼が描いた物語のアニメーションも素晴らしいです。そして何より素直で明るいオーウェン本人のキャラクターに惹かれ、元気をもらえること間違いなしです!

予告動画


◾️アミューあつぎ映画.comシネマにて7/22(土)~8/4(金)上映!
「ぼくと魔法の言葉たち」|映画.comシネマ

『きらめく拍手の音』


耳の聴こえない若い2人が家族となり、娘と息子を授かります。鳴き声が聴こえず、片時も目を離すことのできない育児は健常者には想像できないくらいの苦労があったことでしょう。

子供たちもまた、幼い頃から手話を覚えて両親の通訳をしたり、差別に悩まされてきました。それでも明るく愛情いっぱいに暮らす家族はとっても賑やか。そんな両親の姿、家族の姿を長女が撮ったドキュメンタリーです。

ろう者の親を持つ聴者を「コーダ(CODA:Children of Deaf Adults)」というそうです。コーダであることに同情されることも多かったというイギル・ボラ監督ですが、「手話は顔の表情が半分以上を占める言語で、とても美しい。そんな手話を使っている両親が誇らしい」といいます。そんな監督でしか持ち得ない視点から描かれた本作を観ていると、「ハンディキャップって何だろう」とさえ思えてきます。

本作では通常の字幕とは異なり、音楽や環境音の説明、その言葉を発した人の名前なども表記する「バリアフリー字幕」が基準の字幕となっています。この鑑賞方法もまた、何かの気づきのきっかけにもなるのではないでしょうか。

予告動画


◾️全国の映画館にて絶賛公開中!
「きらめく拍手の音」公式WEBサイト

『わすれな草』


© Lichtblick Media GmbH

 

かつてはテレビ番組の司会者として活躍、結婚後は夫と共に社会主義ドイツ学生連盟(SDS)の活動に参加しドイツを追われ、スイスに移り住んで政治的活動に没頭。再びドイツに戻り子供を授かり教師として働くが、71歳の時にアルツハイマー型認知症と診断され…というお母さんと、活動家・大学教授として勤めたが、妻の病により献身的な介護人となり、料理やガーデニングに精を出すようになったお父さん。そんな両親の姿、消えゆくお母さんの記憶にある波乱の過去を、2人の息子である監督が追いました。

どうしてもネガティブに捉えられやすい「老老介護」ですが、本作はその過酷さを目の当たりにする作品では決してありません。むしろ、とてもドラマティックで素敵なラブストーリーといえます。

60年代後半、激動の時代に過激な政治活動に身を投じた2人は、さらに自由恋愛を実践していきます。しかしお父さんは介護を通して、当時のお母さんの日記から、知る由もなかった、そして今となっては本人の口からは聞くことのできない「本音」を知ることになるのです。

う~ん、凄い…ドラマを観ているようだ…
でもきっと、日常の中にある様々な出来事こそ、自分にとってかけがえのないドラマになるんですよね。

感情のままに自由に過ごすお母さんの笑顔がチャーミングでたまりません。そんなお母さんとお父さんの間に築かれた新しいコミュニケーションの取り方、家族のかたち。介護する側・される側に立場の上下なんて無いな、ということを感じさせてくれる作品です。

予告動画


◾️アミューあつぎ映画.comシネマにて8/5_(土)~8/18(金)上映!
「わすれな草」|映画.comシネマ

アミューあつぎ映画.comシネマでお待ちしております

ドキュメンタリーというジャンルは、何となく難しそう…とか、お説教くさそう…という理由で、拒否反応を起こす方もいらっしゃるでしょうか。私も以前はそうでした。

でも、先入観のために知らない世界に足を踏み入れないのは、とっても勿体ない!と今では思います。

特に今回ご紹介したうちの2作品は、「子供が親を撮る」というスタイルですので、よりご本人の、ありのままの姿が映し出されているように感じます。だからこそ、親しみをもって彼らの人生を見つめることができるのかな、とも。

当館でも様々なドキュメンタリー映画を上映しておりますので、少しでもご興味を持っていただけたなら、ぜひ上映作品をチェックしてみてくださいね。

それでは今回も、最後は“大尊敬”するお二人の映画偉人の言葉で…
映画って、本当に良いものですね。
さよなら、さよなら、さよなら!

 

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noma ライター

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アミューあつぎ映画.comシネマ副支配人、プログラム・ディレクター。映画も、三度の飯もデザートもお酒も大好きです。厚木を拠点にした「地域共生型映画館」という新しいスタイルの映画館づくりに奔走中。

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