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【シネマ時間 vol.7】心をぐっと掴まれる!
素敵な夫婦を描いた映画3選

2017/10/26
アミューあつぎ
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アミューあつぎ映画.comシネマのプログラム・ディレクターが、様々なシーンにおススメの映画をピックアップ。ゆっくり、のんびり、映画についてお話ししませんか?

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こんにちは!アミューあつぎ映画.comシネマの神山です。
いつもお読みいただだき、ありがとうございます。

今回は「素敵な夫婦が描かれた映画」をご紹介します。

決して「夫婦」をテーマにした映画でなくても、チャーミングだったりカッコよかったり怖かったり(笑)、印象的な夫婦像は強く心に残りますよね。

皆さんの心に響く夫婦像は、どんな姿でしょうか…?

『散歩する侵略者』

©2017「散歩する侵略者」製作委員会

“宇宙人の侵略”によって歩み寄る夫婦の姿

数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う妻の加瀬鳴海。夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。
一体何をしているのか…?その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。
やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。
「地球を侵略しに来た」と真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げるー。

侵略者に体を奪われた夫は、風貌以外は全くの別人。人々から《概念》を奪うことで地球を侵略するというのです。そんな夫に戸惑い、最初は怒りながら、それでも微かに残る愛情をもってサポートする(というか面倒をみる)妻。別人になった夫は自分の料理を美味しいと言い、危なっかしくもどこか可愛げがあり…妻は忘れかけていた愛情を少しずつ取り戻していきます。
この夫婦にどこか可愛さを感じ胸がくすぐられるのは、長澤まさみと松田龍平という絶妙なキャストだからこそ。特に飄々としながらも純粋な感情を見せる夫・松田龍平はハマリ役!中身がすっぽり抜けた状態から関係を再構築するのですから、ある意味、究極のやり直しになるわけで…物語が展開するにつれ、地球は滅亡に向かっているのに二人の間には愛情が積み重なっていって…そんな二人に私は心を奪われてしまいました。
本作はこの加瀬夫妻のエピソードと並行して、ジャーナリストの桜井と若者の身体を奪った二人の“侵略者”のエピソードも語られていきます。こちらはけっこうバイオレンスでサスペンスフル!若手俳優二人の演技も光っています☆彡
SF、アクション、サスペンス、そして究極のラブストーリー!黒沢清監督が描く新たなエンタテインメントは、やっぱり見どころ満載です!

予告動画

絶賛上映中!

「散歩する侵略者」公式WEBサイト

『ふたりの旅路』

©Photo by MARY CYBULSKI (C)2016 Inkjet Inc. All Rights Reserved.

日本が誇る個性派俳優・桃井かおりとイッセー尾形が魅せる夫婦の姿

不慮の事故により娘を亡くし、阪神・淡路大震災ですべてをー夫とともにレストランを開く夢も、完成間近だったそのレストランも、夫さえもー失くしたケイコは、ひとり淋しく神戸で暮らしていた。
震災から20年の月日が流れ、そんな彼女に大きな転機が訪れる。
ラトビアの首都リガで開催される着物ショーに参加することになったのだ。導かれるようにリガを訪れたケイコは、そこで震災で行方不明になっていた夫と不思議な再会をするー。

桃井かおりとイッセー尾形、30年以上にわたって共演をしてきた二人。1990年からは二人芝居にも挑戦し、海外公演まで行われるほど人気を博しました。そんな二人が演じる夫婦、見逃すわけにはいきませんよね(映画では『太陽』以来の共演が実現!)。そしてもちろん、この期待をはるかに超えて、他の誰にもマネできない特殊で魅力的な夫婦像がお目見えしました。
ラトビアという異国の地を舞台にしたケイコの不思議な体験は、まさに大人のお伽話。羽織袴を着た夫と思い入れのある黒留袖を着たケイコがリガの静かな街をさまよい歩く姿は、美しすぎて強烈な印象に残ります。
幽霊である夫との会話はぎこちなくも馴染みがあるように感じられて、長年連れ添ったパートナーとの絶妙な距離感を見せてくれます。テンポ、間、言葉の発され方、目線、身体の向き、そぶり…どこも聞き逃せないし見逃せないのです。それもそのはず、二人は脚本には書いていないシーンやセリフのやり取りまで作っていったそう。常に新しい挑戦をしつつも楽しみながら演じている空気は、スクリーンのこちら側にも伝わってきます。だから何となく顔がにやけてしまうというか、「いい味だなぁ…」と噛みしめてしまうシーンが何度も出てくるのです。

予告動画

アミューあつぎ映画.comシネマにて11/18(土)~12/1(金)上映!

「ふたりの旅路」|映画.comシネマ

『パターソン』

©Krukfilms/Loaded Films

これぞ究極の理想的夫婦の姿!

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。
彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に芽生える詩を秘密のノートに書きとめていく。
帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅し、ローラの隣で眠りにつく。
そんな一見変わりのない、ユーモアと優しさに溢れた7日間の物語。

私の理想とする夫婦がここに!というくらい、本作の夫婦には惚れ込んでしまいました。内省的な夫と外交的な妻、性格は正反対ですが、だからこそお互いに魅かれ合いながら長く幸せな生活が成り立っているんだということを、この優しくて素敵な二人は教えてくれます。
特に妻ローラには学ぶべきところがたくさん!料理も、夫を立てることも、商売も、おねだりも、とーっても上手くて、正に愛され上手。個性的なインテリアやカップケーキ、雑貨をデザインし、生活を彩っていく姿には「ちょっとやりすぎ…!?」とも思ってしまうのですが、夫パターソンが見せる、とてもささやかな(そしてくすっとさせる)反応は、何とも愛情に満ちています。。。あぁ羨ましい(笑)。穏やかな幸せに包まれた二人の生活をぜひ一緒に味わってください。
そして、本作は神山にとって2017年ベスト1!日々のルーティンを決めてマイペースに実行している主人公も、毎日同じように見えて少しずつ変化している背景も、パターソンを取り囲む人々も、全てが美しくてチャーミング。観終わって映画館から出た時の気持ちの良さったらありません。大好きなジム・ジャームッシュ監督作品が、とっても愛おしい空気に満ちた、人生に寄り添ってくれる素敵な作品を作り上げてくれたことに感謝です!

予告動画

アミューあつぎ映画.comシネマにて11/18(土)~12/1(金)上映!

「パターソン」|映画.comシネマ

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いかがでしたか?

今回ピックアップした作品は、必ずしも夫婦だけを描いているわけではありません。様々なテーマの中に、夫婦が存在しているといいましょうか…。でもそこに描かれている夫婦の姿があるからこそ、物語が奥深くて愛情をもってくるのではないかな、と感じます。
そしてとても強く感じたこと!「夫婦」って、画になりますよね。

それでは今回も、最後は大尊敬するお二人の映画偉人の言葉で…
映画って、本当に良いものですよね。
さよなら、さよなら、さよなら!

 

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noma ライター

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アミューあつぎ映画.comシネマ副支配人、プログラム・ディレクター。映画も、三度の飯もデザートもお酒も大好きです。厚木を拠点にした「地域共生型映画館」という新しいスタイルの映画館づくりに奔走中。

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