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【はたらくヒト】厚木・海老名クリエイター編vol.3:糸作家「KoKo Knit」

2017/05/09
アート
人 ひと

【はたらくヒト】では私たちがまだまだ知らない厚木・海老名の『働く人』にフィーチャーして、インタビュー形式でご紹介していく連載記事です。

今回ご紹介させていただくクリエイターさんは厚木市で活動されている糸作家「KoKo Knit」のKKKさん。

KKKさんは一本一本の異素材の糸を熟年の知識とセンスで素敵な引き揃え糸玉を作る作家さん。

編みものをされる方から絶大な支持を得ており、KoKo Knitの糸を使用するとより深みのある作品になったり、思いもよらない素敵な作風になったりと新たな作品が生まれる不思議な糸玉を作っています。

注文間違いからはじまった糸玉作り

世の中にはたくさんの素材、色、そして太さや長さの糸が存在します。
何かを作ろうと思った時、選んだり購入するだけでも時間がかかってしまう。

以前は街の商店街で手芸屋さんをよく見かけましたが、最近はネットで購入する方が一度に多くの材料が手に入るので、大体がネット注文。さらに糸は好きな糸をちょっとずつ購入するというのが難しいので大量なロットで購入しなければなりません。

当時のKKKさんも編みものにはまっていたことで、様々な糸をネットなどで大量に購入していたそうです。

そして、そんな中ネット注文でよくあるこんな出来事が起こってしまったのです。

“届いた商品が思っていたものと違かった。”

KKKさん:本当は細めの糸が欲しかったんです。
ネットで見ていた糸の色や思っていた細さが全然違っていて。ミシン糸よりも細かったので、編みもの糸としては使えない。しかもダンボール箱いっぱいに注文してしまっていたので、最初はもうどうしようかと途方に暮れていましたね。

みなさんも一度は経験がありますよね?
しかし、多く届いてしまい使い物にならない糸をどうにかできないかと、KKKさんは考えます。

KKKさん:あまりにも細い糸だったので、余って使っていない糸を組み合わせて理想の太さに近づけてみたんです。そしたら、普段とはまた違う糸になって!それぞれの色合いをみながら何種類か糸を組み合わせてグラデーションにしてみたり。

そうすると編み物の作品もまた違うイメージになって
これらの糸をどんどん作るようになり、糸まき機が手に入ってからは
編み物の時間よりもそれぞれの糸を組み合わせたオリジナルの糸玉を作る楽しさが増していきました。何度も作るうちに色合わせが楽しく、色に魅せられて糸作家になろうと決めました。

異素材の糸をひき揃える職人技

この糸作りを始めたのは、2003年頃。
当時はオリジナルの糸玉を作っていたのは毛糸屋さんだけでした。

何種類もの糸を組み合わせ、様々な糸のバリエーションが巻かれた糸を「引き揃え糸」といいます。

現在の「引き揃え糸」はハンドメイド界ではちょっとしたブームにもなってきていますが、当時はまだ引き揃え糸を作っている方がいなかったので、ネットオークションが普及し始めたことをきっかけに、自分でイメージして作り上げた引き揃え糸をネット販売し始めます。

出品し始めてすぐに需要は高まり、KoKo Knitのオリジナル糸は大ヒット!
当時は高額で購入したいという方もいたそうです。


KKKさん:私自身も編み物をしていた経験があるので、編み物をする方がより使いやすい色合いや素材を選んで作るようにしています。
なかなか毛糸屋さんでは売られていない異色の糸を組み合わせていたので、とても需要がありましたね。
さすがに高額で購入していただくのは申し訳ないので、すぐに価格を固定にしてネット販売を中心に活動していました。
糸玉には引き揃え糸撚り糸(撚糸)の2種類あるそうです。

撚糸は数本の糸をねじりながら一本の糸を完成させます。編みやすく模様編みなどに使用しやすく、編みながら変化を楽しめる糸。

引き揃え糸は数種類の糸を平行に揃えながら1本の糸に完成させます。市販の糸より編みにくいですが、編むと表情が面白く、仕上がりも特徴的作品になります。

この引き揃え糸。ぱっと見ると簡単そうに見えますが、
以外と細部に気をつけながら巻いていくので、ちょっとコツが必要なようです。

ご存知の通り、糸は綿、麻、モヘアなど色が違うだけでなく素材もバラバラ
伸縮性があるものやないものなど素材の特徴をほぼ把握していないと成立しません。

引き揃えるときに糸の特徴に合わせて、寄れて絡まったりしないよう一本一本に神経を集中させ、指先の感覚長年の経験で綺麗な引き揃え糸に仕上げていきます。

糸玉によっては10本以上の糸を引き揃えることもあり、
素材によっては厚みの出る糸もあるので、
糸玉の大きさを揃えるだけでも糸の巻き回数を調整したり、安定した巻き方を考えたりと技術を要します。
綺麗に引き揃えるための○秘テクニックもあるのだとか。

KKKさん:編みにくくなる素材をたくさんは組み合わせないようにしています。また編む作品にもよりますが、できるだけ編み模様が破たんしない糸を心がけていますね。あくまで編みものをする方のことを考えて糸や色を選び引き揃えています。ただ、そんなに難しくはないので、皆さんも挑戦してもらいたいですね。

糸玉のすべてにSTORYを

KoKo Knit KKKさんの作品にはすべてに糸レシピと糸のイメージを言葉で表現します。
 


マーメイドの世界〜海底〜
海の植物やキラキラ光るイメージがすぐに連想できそうな引き揃え糸ですね。



季節に合わせた糸玉もあります。
女性らしく可愛らしい色合いの糸ですね。

また他にも面白い糸玉を作られているんですよ!

こちらは糸玉、どんな名前だと思いますか?

実は「厚木と海老名」を表現された糸。
海と山と人と街をそれぞれのイメージ色や素材で表現しています。

素敵ですよね。とっても綺麗な色合い。
この色合いももちろんKoKo Knitのこだわり。

色の組み合わせが完成するまでかなりの時間を使うこともあるとKKKさんは言います。
もう一本足したいけど、表現したい色ではないと思ったらその色が見つかるまで探す。
天然素材100%の糸に化学繊維が入っていないかもご自身で燃焼テストを行ったりもしている徹底ぶり。

KKKさん:糸玉を作る上で「編みやすい」と言われることが一番嬉しいです。編み手のことを考えて糸玉を作っているので、私が引き揃えた糸を使ってお客さまが作った作品を写真で送ってくださることも多く、糸がそれぞれの作品の形になってそれを見られることが私のやりがいにもつながりますね。

最近では編みものの糸としての購入だけでなくラッピングなどで使用する為に購入してくださる方も多いのだとか。

KKKさん:今までは編み物をされる方のための糸として作ってきましたが、こういう需要もあるのかとびっくりしています。
編み物だけでなく様々な用途で使っていただけるのは新しい発見ですし、嬉しいです。
ただ、最近は編みものをされる若い方が減ってきているので、もっと様々な形で提案していきたいですね。

ーー最後に海老名と厚木の魅力を教えてください。

『自然と人が集まる街!』

自然に囲まれ、山、海に癒されながら自然と人が集まる街が魅力だと思います。お買い物も遊びも充実してとっても住みやすい街。
たくさんの方に遊びに来てほしいですね。

KoKo Knitの糸と様々な作家とコラボした編みものキットなども手掛けており、今後のKoKo Knitの活動の変化がとても楽しみですね!
貴重なお話ありがとうございました!

 

糸作家KoKo Knitの出店情報や商品が気になる方はコチラ▽▽▽

糸作家:KoKo Knit
——KoKo Knit *~色に魅せられて*~*since2003~* Original Yarn——
糸に想いを込めて世界に1つのオリジナル編み糸を引き揃えにて作製しています♪
KoKo Knitでしか手に入らない世界に一つだけの毛糸で
皆様のオンリーワンの手作り作品のお手伝いができれば幸です(*^v^*)
皆様の喜びの声が、私の糸の源です。
KoKo Knitと共に素敵なお時間を過ごして頂けたら嬉しいです ♪
KKKも皆様と共にゆっくり歩んでいきたいです。
KKK|minne
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noma ライター

つっちー

神奈川県在住。ライフスタイルはシンプルに楽しくがモットー。 普段はデザインやイラストのお仕事をしています。 旅・ものづくり・食べること・アウトドア・インテリアが大好き! 最近は石けんづくりにハマり中。

つっちー

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