厚木・海老名には魅力的な生活をされている方、働き方をされている方がたくさんいることをご存知でしょうか?
nomaでは私たちがまだまだ知らない厚木・海老名で働く人をフィーチャーして、インタビュー形式でご紹介していきたいと思います。
今回のクリエイター編vol.1は厚木市でアクセサリー作家として
活動されている「fluA(フルア)」さん。
fluAさんは生まれも育ちも厚木市中町。
現在、作家活動を行いながら、2人のお子さんのママでもあります。
アクセサリー作家として始めたきっかけやfulAさんのはたらくコトについてお話を聞いてきました。
オンリーワンのアクセサリーを集めることが好きだった
実は、fluAさん集中して作品作りを始めたのは1年もたっていないのだそう。
しっかりアクセサリーを作り始めようと思ったのは、2016年の春。
まだ駆け出しの作家さんと思いきや、作品のクオリティやアピールの仕方がとても上手。
ディスプレイもものの数分で素敵に完成させてしまいました。
すでにイベント出店やオンラインショップなどにも作品を出品しており、販売の幅を広げています。
——製作を始めたのは最近だったんですね!それでこの作品のクオリティはすごいですね!
fulAさん:もともと学生の時からアクセサリーが好きで集めるのが好きだったんです。
特に世界に1つしかないもの、オンリーワンのものが好きだった。なので、ハンドメイドものも好きだったんですよね。
家にはアクセサリー棚があるくらいの量があります。
周りの友人にもアクセサリーをたくさん持っているイメージが付いてしまっているくらい。
もともとアパレルで働いていたということもあるのですが。。
主にセレクトショップでインポートものやビンテージを集めていましたね。
すぐ手に入らないもの、インディアンジュエリーなんかも好きでした。
そうゆう好きが集まって、自分でも作るようになりました。
——アクセサリーを作るきっかけがあったんですか?
fulAさん:私の叔母がデザイナーを昔やっていて、今は犬のドレスを作っているんですが、そういった製作活動のお手伝いをしていたんです。
それをしていたことで、作ることの楽しさを自然に覚えました。
パーツを仕入れたり、叔母からもらったりすることが増え、自分の好きなものを作るようになったのがきっかけです。
様々なパーツを幅広く使ってみましたが、自分の好きなものを突き詰めた時にやはりビンテージのものがいいなと。
それに最終的に行き着いたのも2,3ヶ月前なんです。
——そうだったんですね!叔母さまのきっかけがなかったら、やられていなかったんでしょうね。
fulAさん:そうですね〜。叔母は私に大きな人生のきっかけをいつもくれる人なんですよ。アパレルに進むにしてもその叔母の影響でしたしね。
私はアパレルで接客をしてきた経験もあるので、叔母の手伝いをしていた時に商品の売り文句を考えたり、写真を撮ったり、インスタグラムにアップしたりすることをしていて。
その流れで自分の商品もやってみようと思うようになり、本格的にアクセサリー作家として活動するようになりました。
——特徴的な作家名ですが、何か由来はあるんですか?
fulAさん:昔からフランスが好きで。 もともと絵を描くことも好きだったので、フランスのアンティークや彫刻、古い建造物を見ることも多く、
高校生の時はフランスの美術品を模写することが大好きでした。
それくらいフランスに興味があったので、フランス語で自分らしい言葉を探していた時に
[ fleur a Ange(フルール・エー・アンジュ)]という言葉を見つけて。
意味は 「花の女神と天使」。
それを短縮して「fluA(フルア)」という造語にしました。
1点でも自分の作ったもので喜んでくれる奇跡
昔から好きだったもの、作る喜び。
何かしらのきっかけで進む道が変わっていくことも多い。
アクセサリーを作っていく中で閃く出来事や、様々な声で作品が生まれることも多いのだとか。
——作られているのはアクセサリーだけですか?
fulAさん:そうですね。イベントの時だけキッズアクセサリーも作っています。
もともと最初に出店したイベントで犬用のアクセサリーを作っていたんです。
それを娘につけたら可愛かったので、その流れで子ども用のアクセサリーも出すようになりました。
通常はネット販売もしているんですが、子ども用だけはイベントのみの販売にしています。
——子ども用のアクセサリーはポップな色合いで可愛いですよね!
fulAさん:私自身パステル系のカラーも好きで、自分の中で子ども心と大人心があって両方満たすようなもので自分自身が可愛いと思えるものを作るようにしています。
——オーダーも受けているんですよね?
fulAさん:はい。ハンドメイドって自分が求めているものを作ってもらうということが一つの側面としてあるんだと感じていて、
そうゆうニーズはすごく多いですし、それを作るのも楽しいですね。
——中にはウエディングで使用したいという声も多いとか。
fulAさん:そうなんです。予算とか雰囲気とかドレスの色やイメージを教えてもらって、私自身がいいなと思うデザインを5パターンくらい考えてから
お客様のイメージに合うものを作ったりすることも多いですね。
——1つの製作に結構時間かかりそうですよね?
fulAさん:形にするまでに考える時間が結構かかりますね。
浮かびあがるとパッと作れたりする時もあるんですが。。。
作家さんってたぶん、みなさん同じだと思うんですが、
自分がいいと思ってすごく時間がかかったものより、パッと作ったものの方が売れたりすることがあるんですよね。
でもまぁいっかって。
いろんな方がいる中で1点でも自分が作ったもので喜んでくれるっていうのは奇跡だなって思うし、
選んでくれる行動が嬉しいですし、そうゆうのも含めて楽しくやっています。
——何かイメージして作られているんですか?コンセプトとか?
fulAさん:アメリカのコスチュームジュエリーのミリアムハスケルという有名な方がいて、
美術品のようなアクセサリーを作られるんですね。その方の作品にとても憧れていて。
コスチュームジュエリー自体に植物をつかったアクセサリーが多くて自然の中にある美しさがあるのかなと。
そうゆうパーツに私自身惹かれることも多く、コスチュームジュエリー自体はゴージャスなので、
コスチュームジュエリーで使われているパーツをなるべく使って
もっとカジュアルにニーズがあるような形で作っていますね。
子どもに自分の楽しくはたらく姿を見せる
はたらくことは楽しいことばかりではない。
それでも、はたらき方、考え方、モチベーションの保ち方というものはみんな持っているように感じます。
——作家としてお仕事する上で大変なこと、楽しいことなどありますか?
fulAさん:私自身が主婦をしながら活動しているので、
心情としては大変なことやできないことはやらないと決めているんですね。
ハンドメイドのイベント自体も大変なことは絶対やらない。簡単なことしかやっていないんです。
全く無理をしないです。
子どもがかわいそうにならないよう、自分自身が楽しめる程度でやるようにしています。
なので、ありがたいことに大変なことはないんです。楽しいことしかないですね。
——素晴らしい考え方ですね!
fulAさん:イベントを運営していること、アクセサリーを販売すること。
すべて自分が好きなことしかやっていないので。
自分自身が楽しむということが教育として大切なことなのかなと。
私自身も叔母に影響されて、おかげで何も目標のない子どもではなかったんですね。
私が楽しんでいる姿を見て、何か子どもに感じてもらえたら嬉しいですし、つねにキャパオーバーにならないように楽しみながらするようにしています。
仕事として子どもと一緒に過ごす時間があるのはハンドメイドの良い部分でもあります。
——そうゆうところを子どもに見せるって重要ですよね。
fulAさん:今は特にサラリーマンでなくてはならないという時代ではなくなってきているので、
こうゆう生き方もあるんだって知った時、将来の保証はないけど、
ただの不安ではなくてやってみて生きて行くっていうのを私はとりました。
もちろん、危機管理を持ちながらやりたいことを
突き進めていくっていうバランスを持ちながら生きて行く選択肢が必要。
住んでいる場所とか生きている時間、ライフワークバランスをとりやすいのはハンドメイドだと思います。
経験を積みながら実践しながら、とにかく色々やってみる!それが大切かなと。
——それでも、ママとお仕事を両立するって大変ですよね。
fulAさん:ハンドメイド作家さんってママさんが多いんですよね。
だから、家族との時間や旦那さんの理解を得るのに苦労されている方も多いんです。
自分のやりたいことを伝える力や家族へ不快な思いをさせないでハンドメイドをするっていうのは常にテーマになっていると思います。
主婦としてハンドメイドをするっていうのはキーワードかもしれないですね。
搬入搬出の手伝いを旦那さんがされているのをよく見ますが、やっぱり家族の協力があって成り立つ仕事だなと思いますね。
——fulAさんは作家活動だけでなく、アミューあつぎハンドメイドマルシェも企画運営されているんですよね?
fulAさん:そうなんです。
海老名のイベントに出たりしていた中で、もっと自分が出店しやすい環境で行われているイベントが厚木にはなかったんです。
定期的に開催できる場所を探していた時にアミューあつぎの場所がとても良かったので、
アミューあつぎさんにプレゼンをして、とっても共感してくださって。
開催にあたって私一人では厳しかったので、ご協力頂ける作家さんを探してその時にとても協力的だった方と
一緒にハンドメイドマルシェを企画しました。
おかげさまで最初に行った厚木の大きなイベントも大盛況で、厚木のハンドメイドの良さや知名度が定着したように感じます。
現在は月1で開催していますが、こちらもたくさんのお客さまが来てくださっていて、周りのサポートのおかげで楽しく運営させてもらっています。
——最後に厚木の魅力を一言でお願いします!
fulAさん:厚木は様々な活動をされているところでもあって、みんなが笑顔で幸せで楽しめる場所が魅力だと思います!
——-とってもいいお話聞かせてもらいました。貴重なお時間ありがとうございました!
fulAさんが紹介する次回の「はたらくヒトvol.2」は?
あみぐるみ作家 chikoさんです。
お楽しみに〜♪
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