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【厚木市浸水被害軽減対策】あさひ公園の雨水貯留施設工事現場に大潜入!

2018/09/01
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本厚木駅南口再開発

こんにちは!元鉄道員のおそのです。

このたび、西日本地域を中心に発生した「平成30年7月豪雨」で被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
nomaとしまして、先日行われた「えびな市民まつり2018」で海老名・厚木のお店から譲り受けた品物をnomaブースで販売し売上金は海老名市が行っている「豪雨災害義援金募金」に全額寄付させていだきました。被災地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

本厚木駅周辺も平成25年度大雨により浸水被害発生

近年、自然災害が多く発生していますね。皆様も不安を抱えているのではないでしょうか。
厚木市でも平成25年4月に観測史上最大である時雨量(過去1時間の降雨量の累計)65㎜の大雨が降り、本厚木駅周辺を中心に浸水が発生、多くの被害が出ました。ちなみに東海道新幹線における新幹線の雨量規制値は時雨量60㎜以上で運転見合せとなるので、かなり激しい雨だった事がわかりますね。

厚木市排水区下水道浸水被害軽減総合計画

このようなことから、厚木市は厚木排水区下水道浸水被害軽減総合計画に基づき、浸水被害を軽減することを目的に本厚木駅の南側(あさひ公園)と北側(あつぎ中央公園周辺)に雨水の貯留施設を整備、浸水対策工事を進めています。
(浸水を無くすことは難しいため、時間あたり65㎜の雨が降った場合でも、浸水深さを概ね10㎝以内にする計画)

あさひ公園 雨水貯溜施設の工事現場を見学

なんと今回特別に、本厚木駅南側(あさひ公園)の雨水貯溜施設の工事現場を見学させていただく事になりました!!南側の住民としてずっと気になっていた工事現場に入れるとの事で張り切って行ってきます!!

本厚木駅南側 公共下水道厚木排水区雨水貯溜施設整備工事

こちらが工事中のあさひ公園です!
あれっ??地下にあるはずの雨水貯留施設がなぜ地上に!?

では、ヘルメットと安全帯を身につけ説明会会場へ!

おー!上はこんな風になってるんですね!

厚木市下水道施設課長と監理技術者さまから工事概要をお聞きしました!

本厚木駅南側 工事概要

工事期間

平成31年8月末日まで(予定)

大きさ

縦27m 横43m 高さ25m (体積率は厚木市役所本庁舎の約8割)

容量

約14,800トン(小学校のプール約40杯分に相当)

工法

ニューマチックケーソン工法

鉄筋コンクリート製の本体(ケーソン)を構築、掘削、沈下を繰り返し、地面から約1.5mの深さまで埋設します。

ニューマチックケーソン工法の原理

ニューマチックケーソン工法は、内部の空気が逃れないようにコップを逆さまにして水中に押し込んだ状態のように、水の侵入を空気の圧力によって防ぐ原理を応用したものです。(下図動画参照)
ニューマチックケーソン工法は、ケーソンの下部に気密作業室を設け、そこに圧縮空気を送り混んで地下水の侵入を防ぎ、地上と同じ状態で掘削ができるようにしています。下図で、コップの中がケーソン作業室、コップの先端がケーソンの刃先に当たります。

 

運用

強い雨が降り、第1号幹線の水位が高くなると、貯留施設の南側に接続している導水管(直径2m)を経由して、雨水を取り込みます。貯留した雨水は、晴れの日に、貯留施設の北側に設置したポンプで第1号幹線へ戻していきます。

ニューマチックケーソン工法についてもっと知りたい!

雨水貯留施設を構築後、掘削、沈下を繰り返し、毎日約30㎝地下に下がっているそうです。
難しい話が苦手な私ですが、なんだか未知の世界で興味が沸いてきました!
もっとニューマチックケーソン工法について知りたい!

これは貴重な映像!地下の様子をモニターで監視しています。

ニューマチックケーソン工法では、真っ暗な地下でライトを照らしながら作業している方が沢山います。作業員の方が乗っている天井走行式ショベルは、地下作業室の天井に取り付けられた走行レールに沿って、電動式油圧モーターによって駆動する車輪により、懸垂状態で走行するものです。
地下での高気圧作業ですが、気圧を一定程度あげると作業者の健康問題を考え滞在時間が短く規制されます。そのため、地上遠隔操作室から作業室内の掘削設備をTVモニターと情報化施工のデータをパソコン画面で監視しながらケーソンショベルを遠隔操作する事もあるそうです。

作業員の方は、高気圧内で作業を行うため作業室への出入りの際に気閘室(きこうしつ)という部屋で加圧又は減圧を受けます。作業員の方の地道な作業により私たちの安全が守られているんですね。
ありがとうございます(;;)

掘削した土はアースバケットに積込み、土砂ホッパーに排土してホッパー内に一時的に溜めダンプトラックにて指定残土置場に運搬します。

おー、アースバケットが移動しています!

アースバケットが土砂ホッパーに到着

アースバケットが傾きました!

ドサドサドサッ 土が流れ落ちました!

土砂ホッパー内に一時的に溜めた土はダンプトラックの荷台へ!

地下にあった土が地上に!

ダンプトラックに荷台に積まれた土は指定残土置場に運搬!
こうして、掘削、沈下を繰り返し、雨水貯留施設は毎日約30㎝地下に下がっているそうです。
沈下掘削完了後は、函内で地耐力試験を行い確認後、作業室内を中埋コンクリートに充填します。中埋コンクリート打設完了から24時間経過した後に函内への送気を停止します。ケーソン各種設備およびタワークレーンを解体、設備による躯体開口を閉塞して、躯体上部の埋め戻しを行います。

完成予想図はこちら!今 私たちが見てきた躯体がこのように地下に沈下し私たちの生活を支えてくれると思うと感慨深いですね。

雨水貯留施設 進捗状況写真

あさひ公園はリニューアル

雨水貯留施設の工事が終わると、あさひ公園のリニューアル工事が始まります。
健康遊具も設置されるかも?!楽しみですね☆

生まれ変わる本厚木駅南地区

今回ご紹介した「あさひ公園雨水貯溜施設」を議会で審議された厚木市議会の井上武議員も現場にいらっしゃいました。厚木市で生まれ育った井上武議員は、駅前の活性化、公共施設を含めた街づくりを積極的に取り組んでいます。現在、雨水貯溜施設だけでなく本厚木駅南口地区市街地再開発事業中町第2-2地区周辺整備に携わっています。
実は、本厚木駅南口に建築中の再開発現場にもお邪魔させていただいたので、次回また詳しくご紹介させていただきますね^^

厚木市の進化をこの目に焼きつけよう

あさひ公園の雨水貯溜施設工事で採用されているニューマチックケーソン工法は、今から約170年前フランスで開発され、ニューヨークのブルックリン橋やパリのエッフェル塔など、欧米で橋梁基礎や建築物の基礎として利用されています。
あさひ公園の雨水貯溜施設沈下掘削は平成30年10月までの予定なのでお見逃しなく!車も沢山通る道なのでくれぐれもお気をつけてご覧ください!

noma ライター

おその

おその

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