フリーペーパーvol.９の特集 わたしたちの未来はここからだ！では、「軸」「芯」を持って活躍する女性にスポットをあて「未来のあなたのヒントになる」そんなお話を伺いました。

自分は指導をする方が楽しい

幼稚園から新体操を始めて、小学2年生の時に習い事のオーディションで第1期生の選手に選ばれたのがきっかけで本格的にスタートしました。
新体操選手としての暦は12年です。
高校生になってからは小さい子の指導を手伝いながら選手も続けていましたが、高校2年生になる時に怪我をして選手を引退したんです。
引退してからも、自分は指導する方が楽しいなと思って新体操の指導は続けました。
小学生からマンツーマンで指導していた生徒が中学生になった時に県大会まで進めたことがあって。
それが自分の自信にもなって、ルールや指導法を独学で学ぶようになったんです。
そこで一気に指導者への興味が湧きました。
出来る限り指導者を続けようと、大学卒業まで続けました。
その後、一般企業に就職し3年間は新体操から離れていた時期があったんです。
離れていた時期も、以前指導してたクラブからお手伝いの依頼をいただいていたりしたんですけど、やっぱり仕事が忙しくてお手伝いできなくて…。
そんな日々が続いて、やっぱり自分は新体操の指導をやり続けて行きたいと思い新体操の指導の道へ戻りました。

教え子の言葉が独立の決め手

新体操クラブでコーチとして勤めていたんですが、そこを辞める時に就職をしようか悩んでいたんです。
そんな時に、クラブで教えていた子たちが『先生が独立してくれたらそのチームで続けて行きたいです』って言ってくれて。
その言葉が、独立する決め手となりました。

井上さんのお仕事アイテム・新体操手具

私自身、現役を高校の途中で引退してしまって選手経験が浅いし、就職して新体操と全く関われていない時期もあったので、独立は不安要素がいっぱいありました。

恩師の存在が支えに

独立する時、一番相談に乗ってくださったのが恩師でした。
私が幼稚園の時からお世話になっている先生なんですけど、自分が不安に思っていることも全部電話で聞いてくださったり、直接クラブの見学とかもさせてくださって。
すごい忙しい方なんですけど、親身にいろんなアドバイスをくださって、存在そのものが支えとなっていました。

コロナ禍で試行錯誤のスタート

2020年の8月からスタートしたんですが、コロナ禍で体育館の使用ができなくて。
オンラインレッスンをやってみたり、コロナ対策レッスンを1から作ったりして試行錯誤でした。
最終的には少人数制のお教室なので、生徒さんはもちろん、親御さんとも連携を取り合ってアットホームなチームをつくって行けたらと思ってます。生徒たちには、努力した分しっかり結果がついていくっていうことを教えていきたいです。
また、新体操はもちろんなんですけど、スポーツの醍醐味を伝えていけるような指導者になっていけたらなと思ってます。
ただ、選手には教えすぎない指導を目指しています。
自分で考えて答えを出させてあげる指導を意識していて、なるべく質問形式にして自分から答えを導いていけるような指導を心がけています。
これが難しくて、つい口出ししちゃうんですけどね…(笑)

がんばった自分へのご褒美

旅行やお出かけですね。
物よりも思い出が自分へのご褒美的なところがあって、子供達との日常とは違うちょっとしたお出かけが自分へのご褒美になっています。