みなさん、ビールはお好きですか？

神奈川にはビールを作っているブルワリーがいくつもあります。
ブルワリーよって、味や製法、こだわりが全く違うので
調べたり、お話を聞くだけでとっても奥が深くお酒の中でも面白いジャンルですよね。

今回、海老名でお馴染みRICOH Future Houseで
新たに始まった「クラフトビール」と「神奈川県」をキーワードに、
そこに込められたストーリーを解き明かす新シリーズ。
「神奈川✖️クラフトビール体験型講座」が始まりました！
第一回目は「横浜ビールの瀬谷の小麦ビール」。
私、つっちーが参加してきたのでご紹介させていただきます！

飲み手の心を満たす幸せな横浜ビール

140年以上も昔に横浜で初めてビールが醸造されました。明治3年、山手居留地で、アメリカ人のコープランドが「スプリング・バレー・ブルワリー」を創設し、ビールの醸造を開始。 その横浜の地で、横浜ビールは、ビール作りの歴史と伝統を受け継ぎ、飲む人の心に響くクラフトビール造りをしています。今年で18年目も迎えます。

横浜ビールさんではヘッドブルワーの感性に響いたスタイルを、オリジナルのアレンジやテイストで皆様の心に響き・沁み込み・心が満たされるようなビール造りを目指しています。
（写真：横浜ビール代表取締役社長　太田さん）

かつて小麦の産地だった横浜市瀬谷

昔の瀬谷は畑も盛んで、小麦を作っている農家さんがたくさんいたそうです。
しかし育てる期間が長く、手間もかかる為徐々に作る方が減り、
瀬谷がかつて小麦の産地だったことを知らない方が増えてしまったのだとか。

そんな中、再び瀬谷で再び麦を作り始めたのが、岩崎農園さん。
もともと、野菜などを作る時に畑の土壌にとても良いとされていた麦。
10年前から穫れた麦を麺の素材やパンなどにして岩崎さん自身で消費をしていました。
（写真：岩崎農園　岩崎さん）

出会いは必然的に。新たな瀬谷小麦の可能性。

地元で小麦を作っている農家さんを探していた横浜ビールの太田さん。
小麦が産地だった瀬谷をもっと広めたい。小麦を再び復活させたいと考えていた岩崎さん。

そんなお二人が紹介を通じて知り合い、岩崎農園さんの小麦を使用したビールが誕生しました！
パッケージには岩崎農園の岩崎さん！大胆なパッケージです！笑

このデザインは横浜ビール太田さんの突発的な案だったようで、
「ビールのパッケージに生産者さんが写ってるパッケージなんて珍しいし、面白いじゃん」という経緯で誕生。

これを機に、岩崎さん地元で堂々と歩けなくなったんだそうですよ。（瀬谷では有名人！）

味は、のどごしスッキリ！
独特な苦みもなく、軽くて飲み易く美味しかったです。
ほのかにふわっと小麦も香ります。

通常のビールでは珍しい30%の小麦を使用しているそうです。麦も岩崎さんの小麦のみ！
時間が経っても苦みはなく、最後まで美味しくいただけました！

参加者のみなさんもビール好きな方ばかりなので、
2,3杯グビグビと美味しそうに飲んでいらっしゃいました。

瀬谷の小麦ビールは岩崎さんの思い、太田さんの思いがたくさん詰まっています。
農家さんとブルワリーとのコミュニケーションや信頼関係で出来上がるものなんですね。

太田さんは「原料も横浜で作り、醸造も横浜で作る。
そして、特に瀬谷の街に思いを馳せ、横浜のビールは美味しいんだぞと誇りを持ってもらいたい。」

様々な地ビールがありますが、
そんな話を聞くと、これこそが「地ビール」の定義なのでは？とハッとさせられました。

神奈川のビール、知っているようで知らないことばかり。

ブルワリーや作り手の背景を知ることで、
飲んで楽しむだけでなく、勉強になることもとても多かったです！
素敵な時間をありがとうございました！

横浜ビール
岩崎農園

今後の神奈川クラフトビール体験型講座は？？

いかがでしたでしょうか？
前回気になっていたけど、参加できなかった方も次回もまた開催しますので、ぜひ参加してみてください！
もちろん美味しい神奈川のビールを飲んでみたい！というきっかけでもよし。
ブルワリーの方がどのようにビールを作っているのかが気になるでもよし。
第２弾「神奈川✖️クラフトビール体験型講座」も開催されます！

第２回目のブルワリーは知る人ぞ知る日本の地ビールのパイオニア、厚木市の「サンクトガーレン」。サンクトガーレン岩本社長からの熱い想いを聞ける滅多にないチャンスです！
ぜひこの機会にビールを味わいながら参加してみてください♪