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【CAMP×DIY Vol.3】キャンプ場づくりとハンモックスタンドづくり

2018/04/10更新:2018/04/14by TINY CAMP VILLAGE 中村達哉


noma読者の皆様
サワディークラッ(こんにちは)
TINY CAMP VILLAGEの中村です。

本日のラインナップはコチラ。

目次

  • TINYができるまで
  • お庭にチェアーハンモックスタンドづくり
  • 今月のTINY「モッちゃん」

TINYができるまで

2018年3月25日でTINY CAMP VILLAGE(以下、タイニー)は

1周年を迎えました。

オープン当初は、こんなにも多くの方にご利用いただけるなんて、そして1周年をお祝いいただけるなんて想像もしていませんでした。

改めて
感謝の気持ちでいっぱいです。

そんな節目を迎えた連載第3回目の今回は手作りのキャンプ場であるタイニーがどのようにして生まれたのか簡単にご紹介させていただければと思います。

始まりは秘密基地づくりからでした。
会社を辞めて七沢に引っ越した私は、七沢荘の協力や友人の手を借り8年程前に亡くなった祖父の残したプレハブ小屋の改装を始めました。

「この小屋を人が集まる場所にしよう」

もともと学生時代に国内外をヒッチハイクなどで旅をする中で様々な価値観と幸福論について考えていた私は、どこに住んでいようが、どんな生活を送っていようが、そこに素敵な光景が日々広がっていることが何よりも大切で、そんな素敵な光景を1つでも多くつくりたいと考えるようになりました。

それをこの小屋で実践しようと、事業云々よりもまず先に「場づくり」からスタートしました。

ゴミを片付け、壁を張り替え、漆喰を塗り、ピザ窯や家具を作り何とかJIG HOUSEが完成しました。

素敵な人が集まる場所は素敵な場所になる。

そう考えた私はピザ窯を使った小さなイベントをいくつか開催する中で人が出入りし、この場所の空気が徐々に変わる感じがしました。
友人など素敵な人々が集まっていく中で少しずつ「場がつくられていった」のです。

そんなある日「ここをキャンプ場にしよう」と思いつきました。
もともとキャンプは趣味ではありましたが、まさか何でそんな事を思いついたのか理屈では説明できません。

当初、この場所をキャンプ場にしたいと周囲に話せば、ほとんどの人に反対されました。

無理もありません。
JIG HOUSEの目の前の土地で現在はサイトになっている場所は当初、沼地で日が陰り、ゴミが散乱し、草木が生い茂り、決して人が足を踏み入れられるような場所ではありませんでした。

それでもこの場所に人々が集まり温かい素敵な光景が広がっている姿が私の脳裏には浮かんでいました。
自分の感覚を信じ、応援してくれるたくさんの人に支えてもらいながら、1年半もの月日をかけてようやくJIG HOUSEとキャンプサイトが完成しタイニーのオープンに至りました。

不思議なもので、まるで引き寄せられるように手伝ってくれる人が現れたりキャンプ用品を寄付してくれる方が現れたり、困っている度に幾度となく助けてくれる人がタイミングよく現れました。

ネジ1本もまともに打てなかった私がキャンプ場を手作りできた過程には、たくさんの支えてくださる人々の存在がありました。

タイニーの自慢は素敵な人が集まるということ。

それらのご縁は偶然ではなく必然のような、なんとなくこの場所を先祖から託されているような気もしています。

読者の方で何か新しいことを挑戦しようと考えている方がいたら決して偉ぶるわけではありませんが、あえて言わせていただくと

「小さくても行動すること」
「人を大事にすること」

この2つを守ることができれば前に進むことができると私は思います。

タイニーは本当に小さなキャンプ場です。
謙遜でも何でもなくまだまだ未熟なところばかりです。
でも、この場所に可能性はまだまだあると思っています。

それは、素敵な人が集まるからです。
自分ひとりでは何もできないけれど訪れる人々がこの場所を変えてくれる。

キャンプ場をつくることは場をつくること。
場をつくることは素敵な人々を集めることから始まる。

この1年で、私が思うことです。

お庭にチェアーハンモックスタンドづくり

チェアータイプのハンモックって憧れませんか?
そこへ座って読書やうたた寝なんて優雅ですよねー。
今回はお庭に設置できるハンモックスタンドづくりのご紹介です。

材料・用意するもの

  • 2×4の木材 長さ1800mm 5本
  • ソーホースブラケット 2個
  • コの字ボルト(ナット付)幅140mm足の長さ80mm 1個
  • カラビナ(耐荷重200キロ) 1個
  • 補強用木材(なんでもOK) 長さ600mm程度 6本(※流木や公園などに落ちている木、薪木などでも可能)
  • 木ネジ 長さ50mm︎ 12本
  • 木ネジ 長さ30mm︎ 24本
  • 穴あけドリル 直径10.5mm
  • 木材用ビンテージワックス
  • 金具の塗装用スプレー黒
  • インパクトドライバー
  • 水平器

※ホームセンターの中には、1〜7日程の工具の貸し出しを行っているところもあります。
日常的にDIYをされない方は工具のレンタルをお勧めします。

STEP1 塗装

コの字ボルトとナットを黒くスプレー塗装
2×4の木材もビンテージワックスを塗っていきます。
屋外に置く場合は防腐剤を含んだものだと木材が長持ちしやすくなりますよ。

STEP2 穴あけ

2×4の木材のうち1本の中央部にコの字ボルトが入る穴を開けます。
そこへコの字ボルトを設置しナットでしっかり木材と固定します。


STEP3 固定

残り2×4の木材4本をそれぞれソーホースブラケットに固定していきます。

コの字ボルトが付いた木材が上に来るように設置し、これも固定します。
水平器を見ながら足が斜めにならないように注意しましょう。

これだけでも自立するのですが、衝撃に弱いので木材で補強していきます。
左右の上部の裏表に4カ所、前後の足に2カ所の計6ヶ所を固定します。


あとはコの字ボルトにカラビナとハンモックをつけたら完成です。
カラビナにランタンなどを吊るし、前後に固定した補強材に板を置けばスタンディングテーブルにもなりますよ。

今月のTINY「モッちゃん」

今月のTINY

タイニーのコンセプトである素敵な光景というのはいろいろな形があります。
常連のUさんが連れてくるモッちゃんというワンちゃん。

実はモッちゃん、森の中で彷徨っているところを助けられた保護犬でした。
Uさんご夫妻が引き取った当初、人に対するトラウマを抱えていたようで「まったく懐かずに大変だった」とUさんは昔を振り返って話します。

タイニーに来るようになって5回目くらいまでは、毎回私も吠えられ逃げられていました。
それでも私や他のお客さんと接していく中で徐々にモッちゃんの心に変化が生まれていき、最近では私に会うと尻尾を大きく振って喜んでくれるようにまでなりました。
(かわいい、かわいすぎるぞ)

そうしてUさんご夫妻の愛情に支えられながらモッちゃんの中で心を開ける相手が増えてきたこと、その変化が日に日に感じられました。

生きていれば多かれ少なかれ、皆いろんなモノを抱えています。
もしそれが1人で抱えきれないものなら、誰かに預けたり、誰かに頼ってしまえばいい。
そうして互いに助け合える存在を家族や友人と呼ぶのではないでしょうか。
モッちゃん家族から学んだことです。

モッちゃんが他の人と遊んでいる姿を遠目で嬉しそうに眺めるUさんご夫妻の横顔を見ながら、ああ素敵な光景だなと思った日曜日の昼下がりでした。

相変わらず子どもは苦手なようでUさんご夫妻の陰に隠れて逃げ回っていますけどね。笑
少しずつだね、モッちゃん。

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