noma読者の皆様
サワディークラッ(こんにちは)
TINY CAMP VILLAGEの中村です。
ゴールデンウィーク中も含め、日々いろんな人との出会いがあり子ども達のキラキラした眼差しを受けながらかき氷を削っている間とても幸せな時間でした。
小さなキャンプ場に、小さなかき氷屋だからこそお客さん同士の交流がありその様子がくすぐったいような微笑ましいような穏やかな気持ちにさせてくれます。
「素敵だな」って思える瞬間が日々の中にあることに感謝の気持ちでいっぱいです。
本日のラインナップはコチラ。
目次
- キャンプの効用
- 簡単コーヒードリッパースタンドづくり
- 今月のTINY「キャンプで何を伝えるか」
キャンプの効用
キャンプを始めようか迷っているnoma読者の皆さん
まだ遅くはありません。
最近は空前のキャンプブームということもあり、キャンプ道具の種類はもちろん、いろんな楽しみ方も増えキャンプが身近な存在になっています。
前回の記事で「キャンプの楽しみ方」をご紹介させていただきましたが、今回はキャンプをすることでもたらされる効用をいくつかご紹介いたします。
家事を手伝うように
キャンプと言えばお父さんの出番。
いつもは家ではあまり家事をしないお父さんもこの日ばかりは料理にテントの設営とフル稼働。
気づけば家に帰ってからも家事をやるようになるとか。
お子さんだってキャンプだとお手伝いを率先してできちゃうみたいです。
キャンプという調味料
キャンプはとにかくご飯が美味しい。
外で食べるご飯ってなんでこんなに美味しく感じるんでしょうね。
お肉を焼くだけでも、カップ麺だってキャンプで食べると不思議と普段の3割増しの美味しさになるんです。
災害対策
キャンプスキルが蓄えられていくと、いざ自然災害が来てもキャンプ道具がそのまま防災道具になったり食べられる野草を見分けられたり、身近なもので火を起こせたりとどんな過酷な状況でもたくましく生き延びることができるようになります。
自然から学ぶ
キャンプは言わば「外での生活」です。
そこで培われるのは日常生活とは違う自然の中での知識や経験です。
自然の中で、動物や虫や植物と触れ、生物の多様性や尊さを感じたり、怪我や失敗をすることで身をもって学ぶことができるのも魅力です。
人と人との交流
ひとりになって自分自身と向き合ったり心を安らげる時間も良いですが家族や友人と来たり、隣同士のキャンパーと仲良くなれたら、普段よりも少しだけ大胆になって、日頃の感謝や今まで言えなかった思いなどいつもはできないような話ができてしまうのもキャンプの良いとことです。
たとえ多くは語らなくても、一緒の時間を共有するだけでも心は通じ合うことができると思います。
まだまだキャンプの効用は紹介しきれませんが、もしも少しだけキャンプに興味が出ましたら、まずは日帰りピクニックでもいいので休日に外で過ごしてみてください。
きっといい気分転換になりますよ。
簡単コーヒードリッパー作り
私は毎朝コーヒーを飲むことから1日が始まります。
そんな毎日のことだから、手作りの物や愛着のある道具を使って美味しいコーヒーが飲みたいですよね。
今回ご紹介するのはコーヒードリッパースタンドの作り方です。
材料・用意するもの
- 直径25mmの丸い棒 長さ56mm 4本
- 厚さ20mm幅180mm長さ320mmの板 1枚
- 定規
- ノコギリ
- 木ネジ 50mm 4本
- 電動ジグソー
- インパクトドライバー(ホームセンターでレンタルも可)
- 穴あけビット
- ガス缶
- アンティークオイル
STEP1 カット
丸い棒を長さ14mmになるようにカットします。これは足の長さになるのでご自宅にあるサーバーの大きさに応じて長さを変えてみてください。
板はドリッパーが少し余裕を持って2つ置ける320mm×180mmの大きさにカットし、アンティークオイルで風合いを出しました。
STEP2 板に穴あけ
ドリッパーの大きさに合わせて先ほどカットした板に穴を開けていきます。
ここがポイント。メーカーによって差があるかもしれませんが、なんとドリッパーの口の大きさはカセットガスの缶とちょうど同じ大きさなのです。
カセットガスの缶を板に置いて鉛筆で円周に線を引いて穴を開ける部分の印をつけます。そこへ1箇所穴あけドリルで板に穴をあけます。その穴を広げるように電動ジグソーで印に沿って板に穴を開けていきます。同じ要領でもう1つ穴を作っていきましょう。
STEP3 足をつける
最後に板の4隅にカットしておいた丸い棒をそれぞれ木ネジで装着すればあっという間に完成です。足と板の長さを変えてコーヒー豆を置く台も作るとより一体感がある見せる収納ができるかと思います。ぜひともお試しください。
今月のTINY「キャンプで何を伝えるか」
週末や連休は特にファミリーのお客さんが多く
いろいろな家族のカタチを見ることができて面白いです。
そのどれもが、愛のある温かい家族の光景があります。
日が沈んだある日の夕方、受付の小屋で1組の親子がソファーに座ってくつろいでいました。
小学5年生のタロー君という名の息子さんとお父さんの2人で来られたお客さん。
今回はお母さんとお姉さんはお留守番で男同士水入らずのキャンプだそう。
私:「冷えてきましたね」
カウンター越しに私は作業をしていました。
お父さん:「そうですね、少し冷えてきましたね」
お父さんはタロー君に、寒くないかと聞くと
タロー君はコクリと小さく頷きます。
お父さん:「そういえば2人でキャンプって久しぶりだな」
タローくん:「そういえば、そうだね」
本をめくりながらタロー君は答えます。
お父さん:「実はね、お父さんはタローくんに伝えたいことがあるんだ」
タローくん:「なあに」
お父さん:「お母さんはよく宿題やりなさいって怒るけど、お父さんはそんなこと言ったことないだろ。なんでかわかる?」
タローくん:「んー、わかんない」
お父さん:「お父さんはね、タローくんにたくさん楽しいことを知ってほしいんだ。本当に辛く苦しい時に救ってくれるのは勉強じゃない。楽しいことを見つけられることの方が、ずっと大事なことのように思うよ」
お父さんの言葉に私はジーンときてしまって涙をこらえるのに必死でした。
キャンプは“何もないところから楽しみを見つけること”だと私は思っています。
“キャンプの楽しみ方を知っている人は人生の楽しみ方を知っている”
本当に辛く苦しい時にそれでも立ち直れるかどうかは知識よりも考え方の方にある。
お父さんはタローくんにキャンプを通じて大切なメッセージを伝えたかったんですね。
良いこと言うなお父さん、ああ素敵。
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場所:神奈川県厚木市七沢1854
TINY CAMP VILLAGE
七沢にある隠れ家のようなキャンプ場「TINY CAMP VILLAGE」 | noma記事
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